投稿日:2024.03.01
更新日:2024.05.06
いつもお世話になっております。社長の中村です。
添付文書の新記載化の経過措置期間もあと少しで満了になります。
結局、ジェネリック医薬品メーカーの新記載化はほぼ最後の半年間に集中しました。
5年もの長期にわたる経過措置期間とはいったいなんだったんでしょうか?
最初のころ(2019年ごろ)に、仕事がいっぱいあるだろうなと思い、張り切って、版データ作成部門に厚めの人を配置してしまいました。反省です。なかなか仕事が入って来ず、かなり持て余してしまいました。
やはり「締め切り間際にしか人は動かない。」ですね。夏休みの宿題もそうでした。今後の糧とさせてもらいます。
さて、最後の半年間に大変多くの添付文書の新記載化をこなしました。
それに役立ったのが添付文書自動組版システム PixAutoです。
これがなければ、とてもじゃないが半年でこんな数はこなせなかったかと思います。
添付文書自動組版システムは世の中にいくつかありますが、当社の自動組版システムの特徴を紹介します。
・PMDA提出用のXMLを使うので、XMLとPDFに記載内容の齟齬がでない。
・別の組版用XMLは不要で、余計な作業なく作成できる。
・システム会社に外注するのではなく社内技術者で開発したシステムです。
そのため柔軟な対応が可能です。
しかし一方で「価格が高い」というご指摘をいただいておりました。
たしかにそうです。
何と比べて「価格が高い」ですが、「ご自身で添付文書をWordで作成。」との比較になります。
もはや、Wordで添付文書を作って、PDF変換することなど誰でもできる時代になりました。
同梱も不要になったので、Word故におこる印刷トラブルも気にする必要がありません。
そうなると自動組版は「価格が高い」として、自社でのWordによる制作を選ばれるお客様もでてきます。
そこで当社は添付文書自動組版PixAutoの作業費用を大幅に値下げすることに決めました。
幸いにも多くのお客様から新記載化のご依頼を頂いたため、開発費用を回収できました。
また3月までは非常に忙しかったため受注制限する意味もあり、価格改定できませんでしたが、4月以降は余裕がでてきます。
具体的に価格が下がるのは、2024年4月1日以降に作業開始する「改版」製品です。
ご自身でWordをさわって整形するのは結構時間がかかるのではないのでしょうか?
限られた勤務時間です。手間な作業はアウトソースしましょう。
今までPixAutoを採用していた方、されていなかった方に関わらず、ぜひ添付文書 自動組版(Pix Auto)をご検討ください。
3月末までは余裕がなかったので、「先発品の表組にあわせてほしい」「中央に縦線をいれてほしい」などといった「こだわり組版」への対応は基本お断りしてきました。
日薬連からも「とにかく数をこなすこと優先」とのお話もいただいていました。
しかし4月からだと余裕もでてきます。
そのため組版・レイアウトに関するご要望も随時検討していきたいと思います。
自動組版でも「こうしたい」というのがあれば、ご相談ください。
開発費用を見積もらせていただきます。
引き続き当社をよろしくお願い申し上げます。