医薬品チームブログ
投稿日:2025.05.07
更新日:2025.05.07
武田薬品工業様が発表されましたように、医療用医薬品の個装箱において
特色をつかわずに4色プロセス(CMYK)のみ使用するという取り組みが話題になっております。
目的は環境負荷低減にあります。
具体的には、製品毎のインキの切り替えが不要となり、
『インキの使用量および廃棄量、印刷機の洗浄に使用する溶剤の使用量と廃棄量を削減』ができます。
たいへん効果的な取り組みだと思います。
切り替えの頻度が減れば減るほど、環境負荷の削減効果が大きいです。
ぜひ多くのお客様が賛同していただけることを期待しております。
サンプルとして、4色(CMYK)にて印刷したものを作成しました。
当社でよく使用する特色をCMYKに置き換えてみました。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、やはり鮮やかな色には濁りがみられます。
これを容認できるかが採用のポイントになるかと思います。
4色では特色が再現しきれないので、グリーン(Gr)、オレンジ(Or)も加えて6色で印刷するという手法もあります。
こちらで同じ特色をターゲットにして印刷してみました。
かなり特色に近い色がでたかと思います。
これならば従来の特色パッケージから切り替えても違和感はほぼないかと思います。
しかし6色にすると本来の環境負荷低減という目的からははずれているのではないかと思います。
サンプルご要望のかたは営業担当者かお問い合わせ窓口までお願いします。