医薬品チームブログ
印刷関連

OTCのラベルに使えそうな映える加工のご紹介

投稿日:2024.06.21

更新日:2024.06.21


当社では、化粧品業界で多くのラベルを納品している実績があります。
化粧品業界といえば、オシャレでキラキラしたイメージがありますよね。
今回は、その中からOTCやドリンクにも使えそうな印刷加工についてご紹介します。

 

コールド箔

コールド箔とは、印刷用紙に糊を印刷し、その上に箔材を転写する技法です。
熱を使って転写しないので、コールド箔と呼ばれます。
糊の部分だけに箔材が乗りますので、その上から自由に印刷できます。
もっとわかりやすく言うと、デザインの中でメタリック調にしたいところにフルカラーで印刷できる、ということです。

 

アテンションシール

素材はフイルム(透明)
箔材を転写し、その上から印刷
金とグリーンのメタリックを表現

 

ドリンクラベル

素材は紙
箔材を転写し、その上から印刷 
金、赤、青のメタリックを表現

 

※箔押し(ホットスタンプ)とは異なります。ホットスタンプは印刷ではなく、元々色の付いた箔材を熱転写します。色は特定のものしか使用できないので、自由な表現はできなくなりますが、同じ色で比較するとホットスタンプの方が綺麗に見えます。

 

カレイド印刷

カレイド印刷とは、使用するカレイドインキが通常のカラー印刷よりも広い色域を持っており、より鮮やかに表現できます。

デザインデータはPCの画面上で作成しますよね。出来上がったデータで印刷してみたら、なんか思ってたのと違う、なんてことはないでしょうか。
そうなんです。PC画面上では色はRGBで表現されます。印刷はCMYKで表現されるので、見た目が変わってしまいます。

 

※RGBとは、コンピュータで画像を扱う際の色の表現方法で、Red、Green、Blueの頭文字を取ったもので、3色で組み合わされます。CMYKは印刷で色を表現するためのもので、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key Plate(黒)の頭文字を取ったもので4色で組み合わされます。カレイド印刷は通常の印刷よりも色域が広いため、RGBの再現性が高くなります。つまり、印刷したものがPCの画面で見たものに近くなるということです。

 

実際に比較してみましょう。

左がカレイド印刷、右が通常の印刷です。

 

写真なのでパッと見た感じわかりにくいかもしれませんが、よく見ると赤・青などの原色ほど鮮やかさに差が出ます。実際に印刷した現物を見るとより違いがわかります。

カレイド印刷は製版・印刷技術や設備などカレイドインキを最適に表現するため、インキメーカーである東洋インキ様から認可を得た印刷会社のみ使用することができます。
当社では、ラベルのほかに箱もカレイド印刷ができます。

 

いかがでしょうか。

コールド箔、カレイド印刷とも実際に印刷したもので見て頂くとより実感がわくと思います。
サンプルご準備できますので、お近くの営業にご相談ください。