投稿日:2026.10.21
更新日:2026.10.21
パッケージ校正を「見てわかる」に変えるWebツール

パッケージや化粧箱の校正は、多くの場合「展開図のPDF」をもとに進められます。
しかし平面の展開図だけでは、組み立てたときに文字がどの面に来るのか、天地の向きは正しいか、といった立体の仕上がりを直感的につかむことは容易ではありません。
確認のために出力紙を切り貼りしたり、CAD図面やデザインデータ(AI形式)を取り寄せて3D化したりする方法もありますが、専用ソフトや制作会社への依頼が必要になり、作業、コスト面で負担が大きいのが実情です。
今回は某医薬品メーカー様から、個装箱の新規作成時に校正PDFから立体イメージが確認できないか?
とのご意見からPDF→3Dイラスト生成のテストサイトまで構築してみたのでご紹介します。
本ツールは、校正用途のPDFをブラウザにアップロードするだけで、簡易的な3Dイラストを自動生成するWebサービスです。
生成した3Dモデルは画面上で自由に回転・拡大縮小でき、組み立て後の仕上がりを立体で確認できます。
●step1
PDFを用意(手元の校正用PDF)
↓
●step2
アップロード(ブラウザから送信)
↓
●step3
自動変換(展開図を解析し立体化)
↓
●step4
3Dで確認(回転・拡大縮小)
生成された3Dモデルは、ブラウザ上でマウス操作により自由に回転・拡大縮小できます。
平面の展開図では見落としがちな、面と面のつながりや文字の向きを、実物に近い感覚で確認できます。



※3Dイメージ
まだ校正用PDFがない新規の箱設計の段階でも、本ツールをご活用いただける想定です。
あらかじめ貴社ガイドラインに沿った専用のテンプレートをご用意し、縦・横・高さを入力するだけで、その寸法に合わせた3Dモデルを生成できるように想定しています。


※3Dイメージ
最近はAIでも3Dイラスト自体を起こすことは可能なんですよね。
ただ、データ作成時のPDFは、発売前、申請前の製品情報など社外秘の情報が含まれることもあり、外部AIに安易にPDFを投げる行為が難しい場面もあります。
本ツールでは、お預かりするデータを適切に取り扱うため、以下の仕組みを備えています。
1:通信の暗号化(HTTPSですべて保護)
↓
2:PDFは保存しない(変換後に即時破棄)
↓
3:3Dモデル自動削除(作成から約24時間で削除)
※3Dモデルは現状GLB形式でダウンロードが可能です。
↓
4:大量アップロード制限(短時間の集中利用を制限し悪用防止)
ツールを使用した場合の主なメリットとしては以下です。
| 校正担当 | 校正時に表示面や天地の向きを立体で確認し、平面では気づきにくい配置や向きの誤りを、立体で確認しやすくなります |
| 営業・企画 | お客様との打ち合わせで完成イメージを画面で共有し、認識合わせをスムーズに |
| 設計・開発 | 新規箱のサイズ検討時に、寸法を変えながら仕上がりを比較 |
| 社内承認 | 関係者が完成形をイメージしやすくなり、確認、承認の判断材料として活用 |
如何でしょうか? あったらいいな。
だけどマストじゃないな…という、ちょうど真ん中にあたるツールなので、現在はWebテストサイトの構築まで進めて様子を見ております。
今後の拡張には開発費がかかるので、ある程度お取引メーカー様のご意見、ご要望があれば今後の開発ステップに進むつもりです。
お手隙の際にでも、担当営業や、弊社問い合わせ窓口に忌憚なくご意見いただけますと幸いです!
今後とも業務負担軽減に繋がるツールの開発に努めて参りますので宜しくお願い申し上げます。
