医薬品チームブログ
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試験紙の色見本ラベルの色調管理

投稿日:2026.04.13

更新日:2026.04.20


はじめに

今回は試験紙の色見本ラベルの色調管理についてご案内します。

 

試験紙の容器には、検査結果を判定するための色見本ラベルが貼付されています。
ラベル上の色玉(カラードット)の色が正確でないと、試験結果の判定に誤差が生じてしまいます。
そのため、色調管理はとても重要な工程です。

 

印刷機と色調管理の方法について

色見本ラベルの印刷にはデジタル印刷機を使用しています。凸版やオフセットといったアナログ印刷機と比べ、デジタル印刷機は機構的に色が安定しやすいのが特長です。

 

当社で使用しているデジタル印刷機についてはこちらをご参照ください。

 

また、色調管理を目視の目分量だけで行うのでは、品質の根拠として不十分です。
当社ではCIE Lab値を用いた数値管理を実施しています。
CIE Lab値についてご存じでない方は、当社化粧品チームブログの該当記事もご参考にどうぞ。

 

 余談ですが… 

私が入社したころは色見本ラベルであっても、アナログ印刷機(凸版ラベル印刷機)を使いながら、熟練の職人さんが目分量で色調管理をしていました。
いま思うと、本当に高度な職人技だったと感じます。

具体的進め方について

実務では以下の手順で、色玉の色をターゲット値に追い込んでいきます。

 

まずは対象となる色玉をテスト印刷し、測色機にてCIE Lab値を計測します。

 

ターゲットとなる色玉のLab値と、1で測色した色玉のLab値との色差(ΔE)を算出します。

 

ΔEが2以内になるように、デジタル印刷機への出力情報を修正して再出力します。

 

1~3を繰り返して、すべての色玉がΔE2以内になったことを確認してから本印刷をスタートします。

 

 

このように、デジタル印刷機と測色機を組み合わせることで、安定した色玉印刷を実現しています。

試薬ラベルの色玉印刷についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。