医薬品チームブログ
実例紹介 シール関連

可変情報ラベル(医療機器メーカー様 事例)

投稿日:2025.05.30

更新日:2025.05.30


可変情報ラベルとは、1枚1枚内容が異なるラベルのことです。
シリアル番号や通し番号(001、002、003…)、可変バーコードなどがあります。
今回は医療機器メーカー様の採用例をご紹介します。

 

 

可変情報ラベル(画像診断支援プログラム パッケージ&メディア(USBメモリ)貼付け用)

要求事項

  1. 画像診断支援プログラムのパッケージとメディア(USBメモリ)に同じシリアルコードを印字したラベルを貼りたい。
  2. ラベルシートの余白部含めて3か所に同じシリアルコードを入れたい。
  3. パッケージ(紙)、USBメモリ(プラスティック)両方にしっかり貼れる素材にしたい。
  4. 水濡れやふき取りに強い表面加工にしたい。
  5. 印刷品質(GS1 DataMatrixの読取性グレード)。

 

当社はこれらのお困りごとを解決して、可変情報ラベルをつくりました。

 

ラベル素材は、被着体(実際に使用するパッケージやUSBメモリ)をお預かりして、貼り付けテストをして、素材選定しました。
また、表面加工と印刷品質(GS1 DataMatrixの読取性グレード)は、試作品をつくり確認しました。

 

ラベルイメージと可変内容

パッケージ(箱)用ラベル【左側】 / メディア用ラベル【右側】

 

<可変内容>

シリアルコード(画像の矢印部分)

1つのシート内の3か所(パッケージ用ラベル、メディア用ラベル、余白部)に同じシリアルコードを表示しています。

このシリアルコードが1シートごとに可変していきます(A0200001、A0200002、A0200003・・・)。

 

<必要なもの>

  1. デザインデータ
  2. 可変リスト(Excelファイル)

 

納品イメージ

3か所シリアルコードが1シートごとにA02000198、A02000199、A02000200と可変しています。

 

バーコードを可変することもできます。

番号や文字だけでなく、ITFコード、GS1データバー、GS1 DataMatrix、QRコードも可変可能です。

 

可変情報ラベルの実績は他にもあります。

次回ご紹介は、バーコード可変ラベルについてご紹介する予定です。