医薬品チームブログ
ケース関連 データ制作 業務委託

CAOサービスの担当者へインタビュー

投稿日:2025.02.08

更新日:2025.02.10


CAOサービスやっています

 

当社ではアートワーク関連業務について幅広く業務受託を行っています。
それを、CAO(Contract Artwork Organization)サービスと呼んでおります。

こちらのページもご参照ください。

 

担当者へインタビュー

実際の担当者にどのようなことをしているかインタビューしてみました。
某外資系製薬会社様のお仕事です。

Q:仕事の内容を簡単にお願いします。
A:日本語版のパッケージに使うほぼすべての包材アートワークデータの作成を請け負っています。
海外製造品は既定のシステムを通じ、校了したアートワークデータを送るところまでが担当です。
アートワークの回覧にあたっては、監査証跡や作業履歴も残し、後々の監査に耐えられるようなシステムを介して行う得意先様もあります。
また、一部日本国内で包装する際は自社で包装資材の調達も行っております。

 

Q:例えば、新製品発売時などはどのような動きをするのですか?
A:日本では新製品(上市)ですが海外では先行して発売されているケースが多いので、まずはグローバルから包装設計やアートワークの作成に必要なデータを取り寄せます。
たとえば、型のデータやガイドラインなどの情報です。
それをもとに、パッケージの設計とアートワーク初案を作り上げます。
日本のラベリング、マーケ部門とのkick off会議や進捗会議へ参加、包装工場の技術要件を確認しそれと適合させていく場合もあります。
また、国内独自の新製品の場合は容器寸法を元にラベル・箱・説明書etcのアートワークをイチから設計することもあります。
従来担当者様のご負担になっていた、上記のようなアートワーク作成業務を代わりに行うのが私の仕事です。

 

Q:直接工場やCMOとのやりとりもするのですか?
A:業務委託範囲にもよりますが、海外製造の場合は各サイト担当者がいるのでその方とのやりとりが一般的です。
国内CMOの場合は、ほとんどのメーカー様と大光印刷の取引があるので担当営業を通じて直接仕様確認やラインテスト等を進めたりもします。

 

Q:たいへんなところはどこですか?
A:英語ですね。
海外との直接会議が必要な際には同通をお願いさせてもらっています。
翻訳ソフトも近年どんどん精度が良くなり、メールでのやりとりでは助けてもらっています。
当然、勉強もしなければなんですが。

 

Q:CAOは包材だけですか?
A:いえ、実際には撮影や情報伝達、商印、データ作成、個別ご相談含めいろいろやっています。
社内に専属印刷会社(担当)がいるようなものなので、気軽に使ってもらえれば。

 

Q:おもしろいところはどこですか?
A:海外の会社はe-learningやイベントコミュニケーションが充実しており、大光印刷にいただけでは体験できないような研修や催しに参加できるのは大変参考になりますし、視野が広がりますね。

 

Q:顧客先に常駐しているのですか?
A:コロナ前は常駐している得意先様もありました。
いまはお客様も半分リモートで作業されていることが多く、我々もリモートでの在社勤務がメインになっています。

 

Q:CAOの実績は何社あるのですか?
A:現在4社様の業務お手伝いをしており、全て外資系のメーカー様です。

 

Q:最後にひとこと
A:「国内に包装工場がないので専門家がいない。」「少数精鋭でやっており、包装・アートワークにまで手が回らない。」などのときに当社のCAOサービスは有効だと思います。
顧客先様ごとの状況にあわせて、柔軟に対応しておりますので一度ご相談いただけましたら幸いです。