投稿日:2021.05.12
更新日:2024.07.03
こんにちは。営業のNです。
以前からサイト上ではご案内していましたが添付文書XMLからDrug Informationページを作るお仕事が徐々にいただけるようになってきましたので実例をご案内いたします。
パンフレット等の裏につけるDI頁ってかなり面倒ではないですか?
DI頁は基本的には添付文書から文字・画像を抜きだして作成します。
ただ添付文書からコピペしておしまいなら簡単なのですが、DI頁は添付文書とは見せ方が異なります。
なぜならパンフレットですからある程度見栄えをよくする必要があります。
また、「パンフレットのページ数を抑えるためにできるだけDI頁は最小頁におさめる。」という要請もあります。
そのためコピペをしておしまいとはいかずに、いろいろとInDesign等のDTPソフトで触っていく必要があります。
そんなふうにいろいろ触っていると怖いのはオペレーションミスです。
ついつい削除ボタンを押しすぎて文字が消えてしまったりすることもあるかもしれません。
ミスが発覚したらせっかく作ったパンフレットはすべて刷り直しの憂き目に。
そのため時間のない中、目を皿のようにしてDI頁の校正を行われていると思います。
そんな負担も添付文書XMLを利用したらかなり軽減できます!
事前に添付文書XMLに応じたDI頁のテンプレートを作っておきます。
今回の製品は、錠とOD錠で別々の添付文書になっていますが、DIについてはまとめて作ってほしいとのご要望がありました。
こういうイレギュラーが多いのもDI頁によくあることだと思います。
そこで、まずは錠の添付文書XMLからDI頁用のテンプレートに流し込みました。
なお、タイトル周りと組成・性状については添付文書XMLの構造では自動組版できないので添付文書PDFからもってきています。
そちらの結果が以下です。
どうでしょうか?自動組版ソフトにかけただけで、すでにだいたいできているかと思います。
自動組版なので原理的に文字の脱落などもありません。
校正もチェックポイントをかなり絞り込んで行うことができるのではないでしょうか。
また当社の作業も事前準備さえできていれば ワンクリックでこの校正があげられます。
スピードも段違いに速くご提供できます。
このあと手作業で触っていきます。
OD錠の内容については別途手作業で追加します。
22.包装の項などです。
また見栄えをよくするための修正2点を別途手作業で対応しました。
DI頁は基本1回きりなので、見栄えをよくするための手修正はどんどんいれていっても次回改版で困るということはおこりません。
以上の修正をいれてできあがったDI頁は下記です。
いかがでしょうか?
機械と人をミックスさせることでより早く正確にDI頁を作ることができるようになると思います。
せっかく作った添付文書XMLをぜひご活用ください。